written by TAKEUCHI
将来きっと役に立つ!今、知っておきたい『子どもたちがダンスを学ぶメリット』、そして『おすすめダンスジャンル』をわかりやすくご紹介します。
中学校の必修科目として「現代的なリズムのダンス(ヒップホップダンス等)」「フォークダンス」「創作ダンス」のいずれかを行うようになってから4年が経ちましたが、なぜ文部科学省がダンスを必修としたのか、みなさんはご存知でしょうか?
実は、この取り組みの大きな目的は「子どもたちの生きる力を育む」ということにあります。具体的には、身体を使って自己表現することや、仲間と連携してダンスを踊ることでチームプレーやコミュニケーション能力を習得することがあげられます。
しかし、自己表現やチームプレーを学ぶツールは、ダンス以外にもたくさんありますよね。それではなぜ、文部科学省が中学校学習指導要領の改訂時に、ダンスを必修科目として選んだのでしょうか・・・? それは、現在の日本において、それだけ『ダンスが身近なもの・なくてはならないものになってきた』ということが大きいのではないでしょうか?
日本は「ダンサー」としての仕事がたくさんあります。
ダンサーとして安定した生活をするのは簡単ではありませんが、仕事自体はたくさんあり、また華やかな世界として憧れの対象となるためダンサーを目指す人はたくさんいます。
様々なスポーツにおいて、中高生が大活躍しているニュースをよく目にしますが、ダンスの世界でも同じことがいえます。 たとえば、Hip-Hopダンスでは、高校生ダンサーがダンスバトルで日本一となり世界大会へ進出しました。また、バレエでは、ダンサーの登竜門といわれるローザンヌ国際バレエコンクールに、毎年たくさんの日本人が出場しています。
ただの趣味の域を出て活躍することができる場が用意されている、そして実際に活躍している子どもたちがいるというのも、『ダンス』が教育の現場で注目されるようになってきた理由の一つと言えるでしょう。
スポーツや芸術が子どもたちに与える影響はたくさんありますが、その中でも以下は大きなダンスをまなぶメリットとなるでしょう。
ダンスは、頭の中でイメージしたものを、自分自身の肉体を使って表現しなければなりません。鏡とにらめっこをして少しずつ調整を行っていくことは、表現力とともに想像力と忍耐力を鍛えてくれます。また、仲間と連携してダンスを踊る場合には、息を合わせることやポジショニングを繰り返し行うことで、身体を使って人との距離感を掴むことができます。
更に、ダンスは、同じ振付でも使用する音楽によって踊り方が変わります。流動的に自分の表現方法を変えられる能力は、社会に出てからも求められるスキルです。
ダンスの強みは、机に向かって行う勉強と違い、音楽にのって遊ぶような感覚でこれらの能力を伸ばしていけることではないでしょうか。
この章では、4つのダンスのジャンルをご紹介していきます。 どのようなメリットがあるのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
バレエ教室の多くは、他ジャンルに比べ規則がしっかりとしているところが多いため、ダンスだけではなく礼儀作法を身につけたい方に向いています。正しい姿勢を入念に教え込まれるため、美しい姿勢や立ち振る舞いができるようになる子も多いようです。
ちなみに、バレエは女性に人気の高いダンスですが、そのぶん男性バレエダンサーは不足しがち。男の子には意外とチャンスの多いジャンルかもしれませんね。
歌手やアイドルが踊るダンスの多くは、ジャズダンスの一種になります。子どもたちにとっては、目にする機会の多いダンスのため、比較的入りやすいのではないでしょうか?
ジャズダンスは、バレエの基礎を行いながらストリートダンスやモダンダンスなどの要素も取り入れていくことが多いです。幅広いダンスを学ぶことで柔軟性を育てていくことができるでしょう。
ストリートダンスには、Hip-Hop、ロックダンス、Break Dance、ハウスダンス、POPなど、色々な種類があります。ダンスチームごとの個性が重要視されるジャンルのため、想像力やチームワークを育てたい方にオススメです。
また、ブラックカルチャーに根付いているため、使用する音楽やステップから文化的な背景を考察して踊るダンサーも少なくありません。
他ジャンル以上に、チームで息の合ったダンスを披露することが重要になるので、社会性を身につけたりコミュニケーション能力を伸ばしたい子におすすめです。組体操や体操の要素も入ってくるので、他のスポーツに通じる身体の動かし方も学ぶことができるでしょう。
ダンスの最大のメリットの一つは、音楽さえあれば「いつでもどこでもできること」です。
筆者は、様々な国に旅行した際に、言葉が不要なコミュニケーションツール『ダンス』を通じてたくさんの友達ができました。 身体を使ったコミュニケーション方法を習得することは、近くにいる仲間はもちろん、国境や人種を越えてたくさんの人と繋がるチャンスを得るということなのです。
わざわざダンススタジオに行かなくても、ダンスや音楽に触れる機会を増やするだけでも表現力は養われていきますので、子どもたちにはそういったチャンスをぜひたくさん与えてあげたいですね。
written by TAKEUCHI
produced by ホームページ制作・デザイン フルスイング株式会社|熊本
Copyright © ALL3. All rights Reserved.