庭に水盤・池・小川を作るなら|水盤のある庭・家の作り方

written by KAWAGUCHI

庭に水盤・池・小川を作るなら|水盤のある庭・家の作り方

水盤のある家(庭)で暮らそう!庭に小川や池や水盤を作るための大事なチェックポイントがここに!おしゃれな庭やかっこいい庭はもちろん、メンテナンスや費用までしっかり考えた自分だけのプライベート水盤空間の作り方と注意点を大公開!

水を感じる暮らし好きですか?

突然ごめんなさい。皆さんは、清流や水源、川や海、プールや水盤などの水のある空間お好きでしょうか?私は大好きです。水には見ることで気持ちを落ち着かせたり、遊ぶことで楽しんだりと、たくさんの力があります。癒しを求めて渓谷や水源にいかれたことのある人も多いのではないでしょうか?

そんな「水」を感じることのできる水盤や池を暮らしの中に取り込めたら素敵ですね。風に揺れる水面(みなも)やゆっくりと流れる水の音、そんな水辺のある庭を作ることによるメリットや、失敗しない作り方からメンテナンスのことまでポイントをご紹介いたします。

水盤や池・小川がある庭のメリット

水辺があるというだけでも十分なメリットではありますが、具体的にどんなプラスがあるのか少しだけ考えてみましょう。日本には春・夏・秋・冬からなる四季があります。夏暑く・冬寒いだけではなく、季節の移ろいによる景観の変化を楽しむことができるのも日本の四季ならではの特徴です。

水盤や池といった水空間は、そういった季節の移ろいをわかりやすく伝えてくれますので、家(庭)に水盤や池があることで四季や自然を、自宅に居ながら楽しむことができます。また、一日のなかでも夜明けから午前・午後、そして夕方・夜へと水のある庭は時間によって違う顔を見せてくれます。

水盤であれば透き通った水色に風が吹くと水面が揺れ光が揺らぎます。池や小川であれば、苔や植物の緑が変化しセミや鈴虫の鳴き声を聞いたり小鳥の寛ぐ姿を見ることができます。水があることで庭が豊かになり、それが暮らしを彩ってくれます。

水盤・池・小川の作り方

モダン・洋風なら水盤?和風・モダンなら池(小川)?

では、具体的なイメージから考えてみましょう。同じ水辺でも、それぞれに趣が異なります。水盤であればそれ自体に洋やモダンな性格がありますので、家が建築ずみや設計ずみで洋風やモダンな環境下にあるのであれば水盤との相性もいいでしょう。

逆に池や小川であれば和の性格が強いので、日本家屋などの和風やモダンな環境によくマッチします。庭を取り囲む環境がどのような雰囲気なのかでも水辺のイメージができると思いますので、庭のどの部分にどのような水空間が欲しいのか(作りたい)のか、まずは頭の中でぼんやりイメージしてみましょう。

信頼できる設計・施工会社を探す

もちろん知識や技術がある方であれば自分でDIYできないわけではありません。ですが砂利を敷いたり、芝をはったりといった庭づくりとは違い、水のあるお庭は知識や技術はもちろんのこと経験が大事です。

長く楽しめるおしゃれな庭をつくることも重要ですし、水にはメンテナンスが欠かせませんのでメンテナンスのしやすさやメンテナンスコストも重要です。また、高さの計算などの細かな仕様もポイントになるためDIYではやり直しコストもかさんでしまうことが多々あります。

何より、庭は生き物ですので、いつでも相談できる信頼のおけるガーデン会社の存在はとっても大事です。探す際は、以下の点に注意しながら探しましょう。

・ 思い描くイメージを実現してくれそうか
・ 水盤や池などの実績が豊富にあるか
・ 経験をいかしたデザイン提案をしてもらえるか
・ メンテナンスまで考えた提案施工をしてもらえるか
・ お庭のことを気軽に相談できるか

水は十分な知識や経験がないと、思わぬところで滞留してしまったり、計画どおりに流れなかったり、汚れやすかったりといった問題が生じやすいものです。ですので、これまでに水をつかったお庭のデザインや施工の経験があるかどうかがとても重要になります。また、デザインの提案から実際の工事まで一貫して対応してくれるかどうかも大切ですので、注意点として確認してみましょう。

プロのデザイン提案に暮らしを重ねる

水盤や池をつくる信頼できるガーデン会社が決まったら、どんな水盤がいいか、どんな池がいいか、伝えながらプロのデザイン提案をもらいましょう。水空間経験のあるプロの提案ですので、知らなかったことやワクワクすることいっぱいあると思います。見た目からメンテナンスまで考えた提案を楽しみながらしっかり聞きましょう。

ここで大事なことは、提案に自分の暮らしを重ねてみるという作業です。水盤や池の素敵なデザインやメンテナンスのしやすさといったことを考えるプロではありますが実際にそこで暮らしているのは自分自身です。たとえば、どのお部屋からどの窓をとおして水盤を眺めたいのかや、具体的な楽しみ方、または子どもなどの家族構成であったり、ペットのことなど。いろいろな暮らしを重ねてみることで、提案がよりよいものとしてブラッシュアップされていきます。

具体的なメンテナンスについて聞いておく

メンテナンスというものは庭には必ず必要なもので出来上がってから発生するものですが、水盤や池・小川のある庭を作るときはデザイン提案や設計の段階で、気になることを聞いたり相談したりしておきましょう。

季節のことや、掃除のこと、ポンプなどの維持のこと、植物の管理のことなどなど、水盤や池のあるお庭のオーナーとして事前に知っておいた方がいいことはたくさんあります。

場合によっては過去に水盤や池を作られたお客様から助言をいただくこともあるかもしれません。完成してからメンテナンスで「想定外」のことと遭遇して慌てないためにも、早い段階でメンテナンスについても情報を収集しておきましょう。

よくあるポイントとしては、水を循環させるポンプの仕様や仕組みについてがあげられます。水は滞留することで濁りや腐食を生みますので水を動かすことが維持・メンテナンスにおいて重要になります。そのための核となるのが揚水ポンプです。使う頻度の高いポンプ自体のメンテ方法など気になることがあれば質問してみましょう。

水盤や池の工事(施工)過程も楽しもう

設計が完了すると、いよいよ工事がはじまります。家の建築と比べると比較的短期間で工事は進んでいきますが、お庭に水盤や池が作られていくその工事の過程も楽しみの一つですので、時々現場に顔を出しましょう。

誰かに作ってもらったお庭ではなく、一緒に水盤のあるお庭をつくっていくことで、愛着がわき、こまめなメンテナンスをする気持ちができてきます。着々と変わっていくその過程もぜひお楽しみください。

完成した水盤や池で自然を満喫しよう

お庭に水盤や池・小川が完成したら、毎日の変化や季節の移ろいを家族みんなで満喫しましょう。水盤や池などの水辺や自然はその変化を楽しむ空間でもありますので、興味を持つことが大切になります。

興味をもつことでお庭を楽しむことができれば、水盤や池も常に良い状態で長く維持していくことができます。暮らしの中心に水辺があることでライフスタイルも少しずつ変化していくかもしれません。


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